悪玉菌を殺菌し善玉菌を増やす食品について

腸内の悪玉菌を殺菌し善玉菌を増やす食品について

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食品の中には、腸内細菌の悪玉菌に直接働きかけて、殺菌したり除菌してくれるものがあります。それらの食品は、悪玉菌の繁殖を抑えることによって、ビフィズス菌等の善玉菌が増えやすいように腸内環境を整えてくれているのです。それらの食品の中から代表的なものをご紹介します。

梅干し、梅肉エキス

梅干し


梅干し

梅干しは、昔から食中毒を予防するためにお弁当の定番として重宝されてきました。急にお腹が痛くなった時に、梅干しの漬け汁を飲むとぴたりとおさまると、という言い伝えがあります。この言い伝えは、決してでたらめではなく、梅干しには非常に優れた殺菌、抗菌効果があるため、解毒の役目を果たしてくれていると考えられます。

梅干しには、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸がたくさん含まれています。これらの有機酸に強力な殺菌抗菌作用があるのです。そして、梅干しに含まれている有機酸は、腸内の悪玉菌を除菌するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を活性化し、増殖の手助けをしてくれるのです。

梅肉エキス

梅肉エキスは、青梅の果肉をすりつぶすなどして、じっくりと煮詰めて作られます。青梅を濃縮して作られるために、同じ量の梅干しと比べると、クエン酸やリンゴ酸、梅リグナン(抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です)などの有効成分が30倍以上も含まれています。ほんの少量で、抜群の抗菌効果が期待できるといえるでしょう。

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緑茶

緑茶


緑茶に含まれているカテキンには、強力な殺菌効果があります。ちなみに、カテキンは(勝て菌に!)という思いを込めて名付けられたそうです。

カテキンは、十二指腸潰瘍や胃潰瘍の原因菌とされているピロリ菌や腸管出血性大腸菌O157に対して、優れた抗菌効果があることがわかっています。またカテキンには、優れた殺菌効果に加え、悪玉菌が出す有害物質の働きを消す(解毒)作用も認められています。

このように悪玉菌に対しては非常に強い殺菌効果がありますが、ビフィズス菌などの善玉菌に対しては、それを増やす効果があることが認められています。

コーヒー

コーヒー


コーヒーには、クロロゲン酸が豊富に含まれています。クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、優れた抗菌作用や抗酸化作用があることがわかっています。また、コーヒーには、ピロリ菌や大腸菌に対する抗菌効果が認められる物質も含まれているようです。また、クロロゲン酸は、腸内でビフィズス菌を増やす働きがあることも実験により明らかになっています。

さらにコーヒー豆のカスから抽出されたコーヒーオリゴ糖も、善玉菌のエサになり善玉菌を増やし腸内環境を整える作用(整腸作用)があることが、科学的に実証されています。コーヒーオリゴ糖は、特定保健食品として認可を受けているようです。

コーヒーに含まれているナイアシンは、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンで、皮膚や粘膜の再生に関与して、美肌を維持するのにも欠かせない栄養素でもあります。

ワイン

ワイン


白ワインは、大腸菌やサルモネラ菌に対する抗菌力が極めて高いことがわかっています。

白ワインには、酒石酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれています。ワインを摂取すると、腸内はこれらの有機酸によって、pH(酸性とアルカリ性の強さを示す数値)がより酸性の強い方向(PHが下がる方向)に傾きます。pHが下がることによって、悪玉菌が殺菌され、代わりに善玉菌が生き生きと活動できる腸内環境が整えられます。

元々アルコールには殺菌作用がありますが、白ワインは豊富に含まれる有機酸により腸内の酸性度の強めるために、それだけアルコールの抗菌作用も強く働き、相乗効果が望めます。赤ワインにも同じような効果がありますが、白ワインのほうが有機酸が豊富なので、抗菌効果は白ワインの方が高くなるようです。

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