乳酸菌の種類と働きについて

乳酸菌とは?主な働きと種類について

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乳酸菌


便宜上、糖類などを分解して、乳酸を生成する細菌が「乳酸菌」としてひとくくりにされています。今回は、「乳酸菌」に該当する細菌に共通している働きや、膨大ともいえる「乳酸菌」の種類の中から、私たちにとって身近といえる乳酸菌をご紹介します。

乳酸菌について


腸内細菌の中で、ビフィズス菌と並び善玉菌の代表選手のような乳酸菌ですが、あくまでも「乳酸菌」は総称であって、「乳酸菌」という名前の細菌が単独で存在しているわけではありません。乳酸菌に該当する細菌は、その種類が非常に多く、正式に認められて名前がつけられているものだけでも、およそ380種類以上も存在します。

乳酸菌の主な働き


腸内で乳酸を生成し、悪玉菌の繁殖を防ぐ

乳酸菌の働きの中で、最も明確で有用な働きは、糖類などを分解してエネルギーを生み出す際に、「乳酸」を生成することです。この働きは、乳酸発酵と呼ばれています。乳酸には、腸内の酸性度を高め、悪玉菌の繁殖を防ぐという有用な働きがあります。

免疫細胞を元気にする

乳酸菌は、腸内の免疫細胞を刺激して、その機能を高めてくれます。その結果、免疫力がアップして、病気に強い健康体が維持できます。

消化酵素の働きを助けて、吸収をよくする

糖類などの栄養素を分解して、より小さくて吸収しやすい形にしてくれています。

腸の蠕動運動を活発にする

腸のぜん動運動を活発にして、スムーズな排便を促します。

腸内でビタミンやホルモンを生成する

腸内に存在する乳酸菌は、ビタミンB群やビタミンKやホルモンの生成にも関わっています。

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乳酸菌の種類


乳酸菌の種類は、細菌分類学による分類では、菌属、菌種、菌株によって非常に細かく分類されています。個々の乳酸菌は、この菌属、菌種、菌株によって特定されるようです。

菌株のところは、その乳酸菌のアイデンティティともいえる核となる部分で、発見者の名前などが付けられています。

例えば、乳酸菌飲料として有名なヤクルトに含まれる乳酸菌の正式名称は、「ラクトバチルス(菌属)・カゼイ(菌種)・シロタ株(菌株)」となっていますが、菌株のシロタ株は、発見者の代田博士の名前が付けられています。

代表的な乳酸菌の種類


1.ラクトバチルス属(乳酸桿菌)

自然界に非常に多く存在していて、最もポピュラーな乳酸菌の種類です。形状が棒状で、腸内では、主に小腸に生息します。

菌種としては、「ガゼリ」「アシドフィルス」「ガゼイ」「ブルガリクス」などが代表的な細菌です。

2.ラクトコッカス属(乳酸球菌)

主に牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品に多く存在し、球状をしています。菌株は、非常に多く存在します。様々な有用性が認めらています。例えば、腸内の免疫細胞に直接働きかけ活性化し、病原性大腸菌O157を退治する働きのある菌株は、「プラズマ乳酸菌」として商品化されています。

3.ビフィドバクテリウム属

いわゆるビフィズス菌と呼ばれてる細菌が該当します。ビフィズス菌は、乳酸のほかにも酢酸を生成するなど、乳酸菌とは違った特性を示すことから、乳酸菌とは別扱いされて研究が進められています。

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