赤ちゃんに与える乳酸菌について

赤ちゃんに乳酸菌を含む食品を与えても大丈夫?

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赤ちゃん


ヨーグルトや乳酸菌飲料、発酵食品などの乳酸菌を含む食品は、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を良好な状態に保つために積極的に摂取することが望ましいといわれています。では、赤ちゃんの場合はどうなのでしょう?離乳食が始まれば、赤ちゃんにも乳酸菌を含む食品を積極的に与えたほうがよいのでしょうか?

答えはイエスです。その理由について詳しくお伝えします。

授乳中の赤ちゃんの腸内は善玉菌がいっぱい


胎児の間は、赤ちゃんの腸内はまったくの無菌状態です。しかし、出産の際に母親の産道を通る時に、母親の持っている腸内細菌に感染し、その後、空気中の細菌や、赤ちゃんに触れた人の手指などを通して、様々な細菌が身体の中に入り、腸に到達して、腸内で増えていくことになるようです。

多くの場合、出産直後から3日間くらいの間は、赤ちゃんの腸内環境は、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌が優勢な状態に傾きますが、母乳やミルクをもらっているうちにビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が瞬く間に増えていくことになるようです。

赤ちゃんの腸内に生息している善玉菌は、母乳やミルクに含まれる乳糖やオリゴ糖などを栄養源にして、せっせと乳酸や酢酸などの有機酸を生成していきます。これらの酸によって悪玉菌はどんどん減っていきます。さらに、母乳やミルクには、悪玉菌のエサになる成分が含まれていないこともあり、授乳中の赤ちゃんの腸内は、悪玉菌にとっては非常に過酷な環境といえるでしょう。

ほぼ1週間もすれば、赤ちゃんの腸内は、善玉菌でいっぱいになります。(特に母乳だけを飲んでいる赤ちゃんの腸内は、より善玉菌が多い状態を保てるようです)

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離乳食が始まると悪玉菌が徐々に勢力を拡大する


授乳中は、母乳やミルクの恩恵を受け、赤ちゃんの腸内環境は、極めて善玉菌が優勢の状態を保つことができていて、悪玉菌はすっかり鳴りを潜めている状況です。

しかし、離乳食が始まると、母乳やミルクの恩恵を受けにくくなることに加え、悪玉菌は自分たちのエサ(肉や魚などの動物性タンパク質など)にありつけるようになっていきます。

このように離乳食が始まると、じわじわと悪玉菌が勢力を盛り返し、腸内で増えていくことになります。赤ちゃんの腸内環境のバランスも、授乳期に比べると大きく変化していき、善玉菌と悪玉菌の比率も、だんだんと成人の腸内環境の比率に近くなっていくようです。

離乳食を始めてからは、赤ちゃんのうんちにも変化が起きます。授乳中は、黄色で甘ずっぱい感じの臭わないウンチが、茶色っぽくなってかなり臭うウンチに変化するのは、悪玉菌が増えている証拠だと考えられます。

離乳時期に赤ちゃんの善玉菌を減らさないための工夫


離乳時期は、授乳期に母乳やミルクのおかげで、せっかくいっぱいになっている赤ちゃんの腸内の善玉菌をなるべく減らさない(減ったものを増やす)ように工夫することが非常に大切になってくるようです。

赤ちゃんの腸は、まだ未発達で、その分、悪玉菌が作る有害物質の影響を受けやすく、病気やアレルギ―の発症を防ぎ、赤ちゃんの健康を保つためには、一にも二にも悪玉菌の力を抑えることが重要になるようです。

離乳食の時期に、積極的に腸内の乳酸菌を摂取することは、悪玉菌の力を抑え込み、腸を丈夫にし、免疫力を強くすることにつながります。

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