らっきょうの腸内環境を整える効果について

らっきょうが腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らす

このエントリーをはてなブックマークに追加

らっきょう


らっきょうは、「 畑のくすり」といわれるほど、健康効果の高い食べものです。実はらっきょうには、腸内細菌の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内環境を整える働きにも優れたものがあります。さらに詳しくお伝えします。

らっきょうを食べると腸内の善玉菌が増える理由


らっきょうには、食物繊維が非常に豊富に含まれています。生のらっきょうに含まれている食物繊維は、100グラムあたり21グラムもあり、これは野菜の中でもトップクラスの食物繊維含有量です。しかも、らっきょうに含まれている食物繊維のほぼ9割は、水溶性の食物繊維です。

腸内細菌の善玉菌は、水溶性食物繊維をエサにして、増殖活動を行います。つまり、らっきょうを食べると、腸に善玉菌のエサである水溶性の食物繊維を非常に多く送り込むことができるために、善玉菌が増えやすいというわけです。(ただ、甘酢に漬け込んだらっきょうは、水溶性食物繊維の多くが漬け汁の方に溶け込んでしまうので、らっきょうを甘酢漬けで摂る場合は、漬け汁も摂るようにしてください。)

スポンサーリンク


らっきょうで腸内の悪玉菌が減る理由


らっきょうを食べて腸内にたくさんの水溶性食物繊維が送り込まれると、善玉菌はそれをエサにして増殖活動を行う際に、酢酸や乳酸などの有機酸を産出するため、腸内の酸が増えます。腸内の酸が増えれば増えるほど、酸に弱い悪玉菌は、生き延びるのが難しくなり、その数を減らすことになります。

さらにらっきょうには、極めて強い殺菌力のあるアリシンも含まれていて、このアリシンも腸内の悪玉菌を減らすのに役立っています。

らっきょうを食べるとヤセ菌も増える?


らっきょうに含まれている水溶性の食物繊維は、フルクタンという種類の食物繊維で、ごぼうやにんにくなどにも含まれていますが、その含有量はらっきょうがダントツといえるほど極めて多いのが特徴です。

このフルクタンは、腸内細菌の日和見菌である、バクテロイデス菌の大好物でもあることが知られています。日和見菌なので、善玉菌が優勢な腸内では善玉菌に加勢して、善玉菌と同じような働きが望めます。バクテロイデス菌はヤセ菌などとも呼ばれていて、フルクタンを食べて、脂肪の吸収を抑える働きの強い短鎖脂肪酸を産出します。短鎖脂肪酸は、腸内の善玉菌が産出する酸にも含まれています。

らっきょうの健康効果


らっきょうには、水溶性食物繊維フルクタンのほかにも、アリシンなど健康によい成分が豊富に含まれています。それらの成分によって、以下のような健康効果が期待できます。

1.整腸効果

善玉菌が増え、腸内環境がよりよくなることにより快腸になり、下痢や便秘などを予防できます。

2.肥満・糖尿病予防

血糖値の急激な上昇を防いだり、脂肪の吸収を抑える働きにより、肥満や糖尿病の予防が望めます。

3.がん予防

アリシンには抗酸化作用があり、また、発がん性物質を抑える酵素を活性化する働きもあります。

そのほかにも、疲労回復、高血圧予防、感染症予防など、まさに「畑のくすり」の名が示す通り、万能といえる数多くの効能が期待できそうです。

ただし、食べすぎに注意!


らっきょうは、食べ過ぎると、胃痛や腹痛を招く心配が出てきます。これはらっきょうに含まれるアリシンに、胃酸の分泌を促進する働きがあるためです。アリシンを過剰に摂取すると、必要以上に胃酸が出過ぎるため、その結果、胃の粘膜を傷つける怖れが出てきます。適量は、1日3粒〜4粒です。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加