腸内細菌と便秘・下痢の関係について

悪玉菌が便秘や下痢の原因に!善玉菌がそれを予防する

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便秘と下痢


腸内環境は、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が、悪玉菌よりも多い状態に維持しておくことが、健康を保つ上で非常に重要です。悪玉菌が善玉菌よりも多い状態に陥ってしまうと、腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境が悪化し、様々な不快な症状が引き起こされます。便秘や下痢も、その不快な症状のひとつとしてよく見られます。悪玉菌による腸内環境の悪化が原因で起こる便秘や下痢について、詳しく見ていきましょう。

なぜ悪玉菌が多いと便秘になるの?


悪玉菌が多いと便秘になるのは、悪玉菌によって、腸内のぜん動運動の働きが鈍ってしまうからです。ぜん動運動とは、腸が便を肛門へと押し出す運動のことです。ぜん動運動が正常なときは、腸がよく伸び縮みして動いてくれているので、スムーズに排便できます。

しかし、悪玉菌が多くなると、善玉菌の力が弱まり、ぜん動運動の働きも鈍ってしまうために、便が肛門までなかなか押し出されず、便秘になってしまうのです。

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なぜ悪玉菌が多いと下痢になるの?


下痢の場合は、便秘のときとそのメカニズムが違ってきます。悪玉菌が多い腸内環境で起こる下痢は、腸内に有害な物質が発生したときに、一刻も早くそれを体外に排出しようとして、腸のぜん動運動が急ピッチで動くために起こる現象です。腸が便の水分を十分にとりこめない状態のまま排出されてしまうので、水分の多い便となります。

便秘が悪玉菌によって、腸のぜん動運動がうまく機能しなくなって起こるのに対し、下痢は、逆に腸のぜん動運動が活発になりすぎるために起こる、ということになります。

悪玉菌は、腸のぜん動運動の働きを鈍らせるのになぜ?と思うかもしれませんが、腸内で有害物質が大量に発生した場合は、それは身体によって非常事態なので、防御システムが作動して、強制的にそういった措置がとられるようです。

悪玉菌が有害物質を作るので、悪玉菌が多いと、それだけ多くの有害物質を腸内で発生させてしまうということになります。しかも、悪玉菌が優勢な腸内環境では、善玉菌が思うように力を発揮できず、ますます有害物質が発生してしまう、という悪循環に陥ります。

善玉菌が便秘や下痢を防いでくれる?


善玉菌を増やし腸内環境を整えることによって、便秘や下痢の症状が改善されることは確かです。

善玉菌が多いと、それだけ酢酸や乳酸などの酸がたくさん生成され、腸内環境は弱酸性の状態に保たれます。悪玉菌は酸性が苦手なので、その働きを抑え込むことができます。悪玉菌が減ると、そのぶん有害物質も発生しにくいので、その結果、下痢を予防できるというわけです。

また、悪玉菌が減ると善玉菌も活発に働けるので、腸のぜん動運動も促進され、便も腸内からスムーズに排出されます。悪玉菌が多いときと、ちょうど真逆の好循環が生まれるということになります。

腸内環境を整えることが大事


便秘も下痢も、腸内環境に問題がある場合のほかにも、その原因は実に様々です。便秘や下痢になったから、即、悪玉菌が激増していると決めつけてしまうのは、やや早計といえかもしれません。しかし、便秘や下痢は、腸内の異常を示すサインであることは間違いありません。

便秘や下痢を招くその他の原因として、便秘の場合は、ストレス、運動不足、水分不足、下痢の場合は、ストレス、暴飲暴食、身体の冷えなども考えられます。

いずれの場合も便秘や下痢になると、腸内環境が悪化して腸内細菌のバランスが崩れやすく、さまざまな身体の不調を引き起こしやすいので、注意が必要です。

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