ビフィズス菌によるO-157感染を防ぐ効果について

ビフィズス菌にはO-157感染を防ぐ効果もある

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O-157感染


ビフィズス菌は、腸内細菌の善玉菌として、私たちの健康のために実に様々なよい働きをしてくれています。今回は、その中で、意外と知られていないビフィズス菌のO-157感染症の予防効果についてお伝えします。

O-157とは?


O-157は、病原性大腸菌の一種で、腸管出血性大腸菌に該当する超悪玉菌です。O-157は、大腸内で増殖する際にベロ毒素と呼ばれる、身体の細胞を壊してしまう毒素を出します。毒素によって、まず大腸の粘膜が破壊され、血管を通して、血液中の赤血球や白血球を破壊しながら、体中を巡ることになります。特に腎臓や肺、脳などはダメージを受けやすいです。

O-157は、感染力が極めて強く、ほんの少し身体の中に入っただけでも感染します。通常のサルモネラ菌による食中毒は、菌が100万個以上体内に入らないと感染しませんが、O-157は、100個足らずで感染する場合もあります。

感染後、潜伏期間(4日〜9日ほど)を経て、発症し、激しい下痢(血便)や腹痛を引き起こします。溶血性尿毒症症候群(腎臓障害)や脳症(けいれん、意識障害)などを発症する危険性もあり、最悪の場合、死に至ることもある怖ろしい病原菌です。

O-157は、胃酸にも強く大半は生き残り、大腸まで達しそこで増殖活動を行います。

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なぜビフィズス菌はO-157感染を予防することができるの?


O-157に、感染してしまった場合、発症を防ぐためには、【いかに大腸でO-157の増殖活動を抑え込むことができるか】にかかっているといえます。そしてその鍵を握っているのが、大腸に生息するビフィズス菌なのです。

ビフィズス菌は、オリゴ糖などを餌にして増殖する際に、乳酸のほかに酢酸を産出します。酢酸には、強力な殺菌作用がありますが、O-157にも優れた効力を発揮できることが、理化学研究所などの様々な研究機関によって明らかになっています。

さらに酢酸には、腸の粘膜を強化して、毒素が腸管から血液中に侵入するのをブロックする働きがあることも認められているようです。

O-157の感染予防のためには腸内のビフィズス菌を増やすこと!


O-157の感染を予防するためには、まずは、通常の食中毒予防対策と同じで、病原菌を体内にとり込まないように心がけることが大切です。

万が一、感染してしまっても、発症を予防したり、発症しても軽い症状で終わらせるためには、ひとえに、普段からビフィズス菌などの善玉菌の多い良好な腸内環境に整えることが大切であるといえるでしょう。

ビフィズス菌が多ければ多いほど、たくさんの酢酸が生成され、口から入ったO-157が大腸内に届いても、増殖させずに死滅させることができると考えられるからです。

また、悪玉菌と善玉菌のバランスのとれた腸内フローラ(悪玉菌1に対して善玉菌2が理想)を維持できれば、悪玉菌も徒党を組んで、O-157の排斥に協力してくれるようです。

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